お蘭の終焉(「異説無残花物語」 団鬼六 無残花物語による 

小妻 要 画

 流浪の女剣術師お蘭は奥州中村藩の剣道指南役水田卯兵衛の長女。

 その父を殺害して逃げた津村源八郎を追って妹の雪路、清二郎夫婦と

 苦しい旅上の途にあった。

 半年の旅のあと、上州鳥井宿で宿願の仇敵源八郎に出遭い、

 討ち果たそうとしたが、その悪友吉川桂之助とその仲間に騙されて

 果たせないまま土地に巣食うやくざの甚造一味と伝吉の経営する遊郭

 三好屋に幽閉された。

 雪路たちを人質にとられ、悪辣なやくざどもに手玉に取られたお蘭は、

 かくて三好屋の最下層の女郎にまで貶められ、惨めな日々を送る破目になった。

 あたかも昨年甚造一味が犯した八州役人殺害の罪をかぶって、

 お蘭は宿の町内引き回しの上、

 達磨山で磔刑串刺しの極刑で果てる運命となったのである。

 

 

 

一    処刑の朝

二     刑場

三      処刑

四   お蘭の悲しみ

五      玄と吉

六    やりなおし

七    やっこ女郎

八   嗜虐のみちゆき

九   汪盤振る舞い

十   羞恥の歌舞い

十一      本懐

十二   終 章

 

 

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