コナンシリーズ 総目次



luis royo in「evolution」


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コナンについて

コナンについての予備知識など不要かもしれない。

いずれ諸君はこの英雄がフィクションであり、
よってたつ世界そのものも絵空事であることを
承知しておられることだろうからだ。ちょうど、
バローズの描いた密林の英雄がフィクションであるように。

だが、ちょっと違う
といわれる読者もおられるかもしれぬ。

かの超人的な肉体を持つ英国貴族は、バローズが病院の
ベッドの中で夢想した架空の人物ではあるが、
その人物が活躍したアフリカの大自然とその時代は、
確かに存在した世界ではあった。
読者は二十世紀初頭の、まだ文明に侵されていなかった
熱帯密林を諸君なりの想像力で補強再現し、
そこに活躍する英雄をかつて有り得たであろう実在の
人物として思い、あるいはその英雄自身になりきって
胸を躍らせるだろう。

つまり、バローズの想像力と読者諸氏のそれとは、
ある共通の実在したステージを仲立ちとして共鳴し、
諸君自身の持つそれらのイメージや知識によって
いくらでもその想像を膨らますことが出来るというわけだ。


 だから、コナンについては少なからず異なっている
といわれるのだろう。
なるほど、彼が生きたといわれるハイボリア時代、
今を去ること一万二千年紀は、
確かに実在したと言うには遠すぎる昔である。大体、
先カンブリア紀といえば、いわゆる地質時代の真っ只中であり、
今の五大陸はまだ形もなく、巨大なひとつの大洋に浮かぶ
ただひとつの巨大なゴンドワナ大陸が存在しただけだった。

地質学者はそういうのだが、我々としてはしっかりと実在を
確信し、イメージするには余りにも茫漠たる遥かな世界ではある。
ちょうどスペースオペラにおける宇宙空間や、未知の巨大惑星の妖しい
植物群が乱れ綾なす架空の森林のように

 しかし、コナンは実在したのである。

地質時代の中葉、どの民族の古代伝説にも存在する
大洪水期といわれる前歴史時代のはざまの暗い一時期
大海に呑み込まれたアトランチス大陸にはぐくまれた文明の
主を祖先としたハイボリア人を筆頭とした多くの混血民族に対して、
北極圏を根城とした純血民族の中にこの、背の高い、黒い髪と青い瞳を
特徴とするキンメリア人の名前が、幾分唐突に現れるのが見られるのだ。
コナンはこの一蛮族の中から出て、各地を放浪し、やがてアキロニアに覇権を
うちたてるのだが、その王としての絶頂期はわずかな間で、その以前も、
王の座をうち捨てた後半生においても、彼の人生は常に放浪と戦いの連続ではあった。

 以下に記される幾つかの物語は、彼の波瀾に満ちた一生の
ほんのわずかな一時期における挿話に過ぎない。

 もし、読者諸氏が、彼が生きた時代の詳細な背景
(随所に現れる不思議な地名、人物なども含め)
や、彼自身の更に奇怪な冒険の数々を知りたいと思し召されるならば、
「R・E・ハワード」の手になる「ネメーディア全史」その他夥しい著作の数々をご参照頂くことを推奨したい。
そこでは、
コナンは直裁に諸氏の意識の中へ、更に巨大に、活き活きと、
血なまぐさくも逞しく立ち現れるであろう。

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このコナンシリーズは「ハヤカワSF文庫。英雄コナンシリーズ」
風雲児コナン、狂戦士コナン(いずれもR.E.ハワード原作 鏡明訳)の二次創作です
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